なんと、プログラミング言語の種類は現在200種類以上といわれています。
そこで今回は、この数多くあるプログラミング言語から、わたし魂ゴールが考えるプログラミング初心者にオススメするプログラミング言語をランキング形式で紹介していきますよ!
目次
初心者にオススメのプログラミング言語とは?
- シンプルで覚えやすい。
- 勉強のしやすさ、教材の豊富さ。
- 日本での需要、トレンドを考慮。
- 言語の得意分野。
- 言語の汎用性。
このランキングは、上の5つの基準をもとに初心者にオススメのプログラミング言語ランキングを考えています。
プログラミング言語ランキングTOP10
初心者にオススメのプログラミング言語ランキングTOP10を発表していきますよ!
ただし、6位以下はどのプログラミング言語でも順位は正直さほど変わりませんので簡単な紹介とさせていただきますね。
第1位 「Java」
堂々第1位は「Java」です。
日本での人気は、ここ数年常に上位争いをしており、人気、実力とも堂々の第1位だと思っている言語です。
1位に上げた最大の理由は、日本での需要(求人)が多いという事。
Javaはその特性から、「Web」、「汎用」、「オープン」、「アプリ」、「ゲーム」、「組込み」とどの職種の分野でも使われており、その汎用性は折り紙つきです。
また、その人気の高さから開発環境やライブラリ、本やネットでの情報が数多く出回っており困った時の解決方法も他の言語と比べてもかなり上位に位置します。
勉強する場合には、教材も豊富で聞ける人もたくさんいるので今から始めるかたはまったく困ることはありません。
「Java」はGoogle三大言語にも挙げられています。
こう聞くとなんかわからないけど、すごい言語なんだなと思えてくるでしょ(笑
- どこでも動く
JavaはCなどと違いどのOSで作成して物でも違うOSで動作します。
WindowsOSで作成したモノがMacOSでも動作するということ。
- オブジェクト指向言語のはしり
Java以降のプログラミング言語ではほとんどがオブジェクト指向を取り入れていますがJavaはそのはしりのプログラミング言語ということ。
- ガーベージコレクション
Java以前のプログラミング言語はメモリーの管理を自分(プログラム)で行わなければならなかったのですが、Javaではガーベージコレクション機能が追加されため、使われなくなったメモリーはJavaが自動で解放してくれるようになりました。
オブジェクト指向の説明は一言では表せないですが非常に大雑把に説明するとプログラムのすべてをモノとして扱うといことです。
なんのとっちゃと思われるかと思いますが、オブジェクト指向を説明するにはブログ1ページでも全然足りないぐらいなので、別の機会に説明しようかな。
また、システムエンジニアに「オブジェクト指向言語といえばなに?」と聞けば大半のシステムエンジニアが真っ先に「Java」と答えるでしょう。
C言語はメモリーの制御で挫折する人が多かったのですが、Javaはガーベージコレクションがあるため、メモリーの制御で挫折する人はいなくなりました。
しかし、ガーベージコレクションがある言語からプログラミングを覚えた人たちは、メモリのことを理解せずにプログラムを作成する人が増えたと感じています。
プログラムとメモリは切っても切れない仲なのである程度プログラミングを覚えたら、必ずメモリーの動作についても理解すると良いでしょう。
より上級のシステムエンジニアを目指せますよ。
第2位 「python」
第2位は「python」です。
正直に言って「Java」と「python」のどちらを1位にするか非常に悩みました。
「python」の日本での人気は、ここのところほぼ1位を独占していると言っても過言ではありません。
人気の理由は今のIT業界でトレンドの「AI」、「IoT」、「ビックデータ」に適したプログラミング言語だということです。
また。「Web系」開発にも強いと良いこと尽くめの言語です。
その人気から教材も豊富になってきており初心者が勉強を開始するのにも困ることはありません。
この「python」もまた、Google三大言語のひとつです。
- コードがシンプル
「python」の特徴としてプログラムの記述が非常にシンプルなことがあげられます。
文法は必要最小限のものしかなく、読みやすく書きやすい言語となっています。
シンプルと言うことは覚えやすいということにつながります。
- ライブラリが豊富
1位の「Java」もライブラリは非常に多い言語ですが、「python」もライブラリは負けず劣らず非常に多い言語です。
特に機械学習・統計・計算に優秀なライブラリが多いです。
「python」は「Java」より新しい言語のため「Java」で説明した特徴と同じ機能をほとんど持っています。
ここまで聞くとなぜ「python」1位じゃないのか疑問に思うかたも多いと思います。
それは、「Java」と比べて日本ではまだまだ需要(求人)が少ないということです。
このことから「python」を2位としました。
しかし、この人気があれば近い将来需要にでも「Java」を超える日も遠くないかもしれません。
したがって将来性も込みで「python」からプログラミング言語を始めるのも全然ありだと思っています。
特に若ければ若いほど「python」を覚えるのは良いかもしれません。
第3位 「JavaScript」
第3位は「JavaScript」です。
「JavaScript」は、「python」と人気1位、2位を争うプログラミング言語です。
Web系のクライアントサイドのプログラマーになりなりたい方は必須の言語となります。
「JavaScript」には唯一無二の特徴があります。
それはブラウザ上でWEBサイトに動きを加えられる言語という点です。
また、近頃ではブラウザー上だけでなくサーバーサイドでの実行環境が整ってきており、サーバーサイド(バックエンド)での動作やアプリ・ゲーム開発にも活躍の場を広げていっています。
需要(求人)の面でもJavaに負けず劣らずの多さを誇っており、勉強のための教材も豊富でネット上にも情報は豊富に転がっています。
また、JavaScriptで作成したプログラムはブラウザーさえあれば簡単に動作確認が行えるので勉強する上でのプラス材料です。
- クライアントサイドが得意な言語
ブラウザ上で動作し画面(ページ)に動きをつけることを得意としているプログラミング言語です。
- 非常に優秀なフレームワークが多く存在
「jQuery」「Vue」「React」など
「JavaScript」は1位となってもなんら不思議のないプログラミング言語です。
では、なぜ私が3位としたかというと、覚えることが多いからです。
ブラウザ上だけで動作させるにしても「HTML」、「CSS」を覚えないといけませんし、サーバーサイドにおいては「JavaScript」で作成可能になったといっても未だに、主流は「Java」「python」「Ruby」「PHP」です。
したがって、将来Web系プログラマーとしてやっていくには「JavaScript」以外に「HTML」「CSS」は必須でサーバーサイド側の言語として、「Java」「python」「Ruby」「PHP」のいずれか一つはマスターしておいたほうが良いと思います。
しかし、小さい案件も多いためプログラミングの経験と実績を徐々に積んでいくには、一番適しているプログラミング言語かもしれません。
その他の知識は必要になってから覚えても遅くはありませんしね。
IT業界にも極まれに名前が似ているからか「Java」と「JavaScript」が同じ言語または、兄弟ぐらいに思っている方がいらっしゃいます。
しかし、まったくの別ものですで覚えておいてください。
勘違いしていると将来恥ずかしい思いをしますよ。
第4位 「C/C++」
第4位は「C/C++」です。
「C言語」は1972年に開発されたとても古い言語です。
「C++」は「C言語」にオブジェクト指向を追加した「C言語」の拡張版という位置づけとなります。
したがって今回は一括りで扱わせててもらいます。
一時期プログラミング言語といえば「C言語」という時代が長く続いていました。
現在は、絶対王者ではなくなりましたが、いまだに若いもんには負けず現役バリバリに活躍しています。
「C/C++言語」の長所は、プログラムの実行速度の速さにあります。
「C/C++言語」の短所は、プログラムの実行速度の速さにあります。
ん?こいつなに言ってるんだと思うかもしれませんが「C/C++言語」は長所と短所が表裏一体なのです。
「C/C++言語」はその速さという特徴から組込み系で多く使われています。
なぜ速いかというとコンピュータのハードウェアの制御が行えるため他の言語より効率よくプログラムが記述できるからです。
ではなぜ、速さが弱点なのかというと、速さを出すためにはコンピューターのハードウェアの知識も必要となってくるからです。
ハードウェアの知識がなぜ必要かというとメモリーやCPU周りは他のプログラムでは自動で処理してくれるところも「C/C++言語」ではプログラマーが記述しハードウェアを制御しなければならないからです。
ハードウェアの知識がないプログラマーが作成したプログラムはコンピューターを制御しきれず誤動作、最悪の事態としてOSクラッシュを起こすことがあります。
コンピューターのことも理解するぶん難易度も上がり、覚えることも増えるため多言語より習得に時間がかかるのが欠点となっています。
- ハードウェアを制御できる
ハードウェアを制御できるため効率よく動作が速いプログラムを作成できる。
- 組込み系が得意
組込み系といえば「C/C++言語」がいまだにファーストチョイスだと思います。
- 習得難易度が高い
メモリーなどのハードウェアの制御の知識が必要なため習得難易度は高くなっています。
- 互換性
C言語とC++言語は互換性があるので相互で動作させることが可能です。
C/C++言語からプログラミングの世界に入った人は、他の言語から入った人よりもコンピュータに優しいプログラムを組む人が多いと感じます。
このことからコンピュータの真髄を目指すぞという熱意があるかたは「C/C++言語」から初めるのも良いかもしれません。
C#という言語もありますが、こちらはCとJavaを合体させたような言語なのでC/C++言語との互換性ありません。
名前は似ているので後継言語のように思えますが、別形態の言語となります。
第5位 「Ruby」
第5位は「Ruby」です。
プログラミング言語のほとんどが外国のかたが作成していますが「Ruby」はなんと日本人のまつもとゆきひろ氏が開発した言語です。
初心者への一番のオススメポイントは、日本発のプログラミング言語のため日本語での良質な解説やリファレンスがたくさんあることです。
他のプログラミング言語の場合、どうしても英語で書かれたページなどを読む必要がありました。
良質な情報が日本語で読めるため、初心者には勉強しやすい言語です。
また、「Ruby」は開発者のまつもとゆきひろ氏が「楽しさ」に焦点をあて開発したプログラミング言語なのです。
その為、書いていて楽しい言語となているのですよ!
しかも、楽しいだけでなく”実用性も十分兼ね備えたプログラミング言語”。
「Ruby」の得意分野はWeb系(サービス、サイト、アプリ)、スマホアプリ開発、スクレイピングなどがあげられます
特にWeb系開発を得意としており、サーバーサイドの処理で多く使われています。
- シンプルで直感的に記述できる
シンプルで直感的に記述できるため言語を習得しやすくなります。
- Web系開発が得意
特にサーバーサイドの処理を得意としています。
- 強力なフレームワーク
「Ruby on Rails」という強力なフレームワークがある。
- 日本製
日本製のため日本語で情報が調べやすい。
「Ruby」を学ぶ際には、一緒に「Ruby on Rails」を習得しましょう。
「Ruby on Rails」を使って開発できるのとできないのでは、就職や転職で雲泥の差が出ます。
最後に、ITエンジニアの一人として、日本初の国際的プログラミング言語という「Ruby」を開発されたまつもとゆきひろ氏にありがとうと感謝の気持ちでいっぱいです。
第6位 「Swift」
第6位は「Swift」です。
iPhoneやiPadなどのApple製品向けの開発が行えるプログラミング言語です。
Apple製品に特化した言語のためApple系のアプリ開発などを行いたい方は必須な言語です。
第7位 「C#」
第7位は「C#」です。
ゲーム系エンジニアを目指すかたは「C#」がオススメ!
今のゲーム作りには欠かせない統合開発環境「Unity」はC#を使います。
一緒に「Unity」も勉強すると幅が広がります。
第8位 「Go」
第8位は「Go」です。
「Go」は、Googleが開発したプログラミング言語です。
記述のしやすさ、安定性の高さから人気が世界的に高まっている言語です。
将来性が高い言語といえます。
第9位 「TypeScript」
第9位は「TypeScript」です。
「TypeScript」は「JavaScript」の上位互換(スーパーセット)です。
これから徐々に「JavaScript」から「TypeScript」へ移行していくと考えられます。
まだまだ、日本での学習教材は少ないのが難点ですがこれから増えていくと思いますよ。
「JavaScript」を勉強しようと思っていたかたは先取りして「TypeScript」から勉強する事も視野に入れてみてはいかがでしょうか。
第10位 「Kotlin」
第10位は「Kotlin」です。
Googleが発表したAndroidアプリ開発の中心的な言語として、これから伸びていくことが期待される言語です。
また「Java」との相互利用ができるように考えられており、いろいろな場面で利用される言語となっていくと思います。
求人数などはまだまだ少ないですがこれから期待できる言語ではないでしょうか。
初心者にオススメだけど惜しくもランキング外!
初心者にオススメだけど惜しくもランキング外となってしまったプログラミング言語を一つ紹介しますね。
そのプログラミング言語は、「PHP」です。
「PHP」は長年サーバーサイドのWeb開発に特化した言語としいて活躍してきました。
日本ではまだまだWeb系サーバーサイドの開発ではチョイスされる言語だと思います。
日本での需要(求人)は、まだまだ大いに見込めます。
まとめ
魂ゴール式初心者にオススメのプログラミング言語ランキングTOP10はいかがだったでしょうか。
初心者にオススメのランキングを付けてみましたがプログラミング言語は、自分がやりたい職業で選ぶのが一番です。
ゲーム開発をやりたいのに、1位だからと言って「Java」を選ぶのはちょっと待ってください。
もちろん「Java」でもゲーム開発はできますが、今のトレンドは、「Unity」を使って「C#」で作成することですので就職を考えれば大多数の人は「C#」を選ぶのが正解です。
相談していただければ、わたしも大変うれしいですし、詳細をお返事しますよ。
魂ゴールのメルマガ「ゴールへのミチシルベ」
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